Development of Biodiesel Production Technology from Waste Cooking Oil with Calcium Oxide as Solid Base Catalyst

2007 
低コストのバイオディーゼル製造技術開発を目的に,廃食用油を原料とし,酸化カルシウムを触媒に用いた反応実験を行った。 レストランからの廃食用油は黒褐色で酸価が高く,油脂劣化が著しく進行していた。これを原料にしても,精製大豆油と同様に2時間の反応でバイオディーゼルの生成がほぼ完結した。しかし,酸化カルシウム触媒の活性が発現するまでの誘導期間が認められただけでなく,反応後には触媒が著しく消失·減量した。回収した触媒の多くは精製大豆油の場合と同様にカルシウムのアルコキシドへ変わったが,微量の脂肪酸カルシウムも存在した。一般家庭からの廃食用油を用いたときは,レストラン廃食用油ほど触媒は消失·減量しなかった。このような触媒劣化を防止するには,廃食用油から遊離脂肪酸を除去することが効果的であった。水分や極性成分は,遊離脂肪酸と同様の触媒劣化をもたらしたが,被毒効果は小さかった。これらの結果に基づいて,廃食用油を用いたときの触媒劣化を防止する具体的な反応操作方法を考察した。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    7
    References
    12
    Citations
    NaN
    KQI
    []