Giant osteogenic maxillary epulis: A case report

2021 
エプーリスは慢性的な刺激や炎症によって歯肉に発生する反応性の増殖物である。右側上顎歯肉部に発生した巨大なエプーリスの1例を経験したので報告する。患者は42歳男性で,右側上顎歯肉の腫脹を主訴に当科を受診した。当科受診の約4か月前より右側上顎歯肉部の腫瘤を自覚した。その後数回にわたり腫瘤からの出血を認めたため近医にて止血処置を受けていた。口腔内所見では右側上顎に境界明瞭な弾性やや硬の,有茎性の腫瘤を認めた。CT所見では内部に骨様のX線不透過像を有し,右側上顎歯肉から増生する腫瘤を認めた。全身麻酔下に腫瘍切除術を施行した。摘出標本は70×50×28mm大であった。病理組織学的診断は骨形成性エプーリスであった。術後3年3か月を経過した現在,再発の兆候はなく経過は良好である。
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