The Clinical Study on Liver Diseases in Alcoholics

1974 
アルコール多飲による肝障害を組織所見に基いて分類し,性別,年齢分布,アルコール飲用量と飲用期間,肝機能検査,血清鉄,尿および血清アミラーゼ,γ-GTP, Au抗原,肝内鉄沈着に関し検討した.なお脂肪肝と肝硬変については,飲酒歴のない非アルコール群とアルコール群とを対比して比較検討した.アルコール多飲者(アルコール群)は13年間に肝生検を行なった1,239例中13.2%を占め,肝硬変は32.8%で多く,脂肪肝は10.3%と少なかった.アルコール飲用間間が21年以上の者に前硬変,肝硬変が多かった.大半の肝機能に異常を認め,GOT/GPT>1で病変の進展につれ増大する傾向があった.γ-GTPはアルコール群で高値を示し,一方血清Au抗原陽性率はアルコール群では低かった.膵機能をアミラーゼでみたが,アルコール群の半数以上が異常値を示し,血清鉄も高く肝内鉄沈着はアルコール群の48%にみた.アルコール群肝硬変では非アルコール群に比べ甲'型が多く,甲型は少なかった.
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