α;s-およびκ-カゼインのカルボキシル基の修飾

1973 
αs-およびk-カゼインのカルボキシル基を, 1-エチル-3(3-モルフォリニル-(4)-ブロピル)-カルボジイミドおよびグリシンメチルエステルを用いて化学修飾し, αs-カゼインのCa2+による凝固沈殿能, αs-k-カゼインのαs-カゼイン安定化作用におよぼす修飾の影響を調べた.カルボキシル基の修飾によって, αs-カゼインのCa2+による凝固沈殿能は低下した.またカルボキシル基を修飾したk-カゼインは, αs-カゼインと複合体を形成せず, αs-カゼインに対する安定化力の低下が認められた.
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