【専門医に求められる最新の知識 脳腫瘍】 悪性脳腫瘍に対する光線力学診断と光線力学療法~基礎から最新の動向まで~

2011 
5-アミノレブリン酸による悪性グリオーマに対する術中蛍光診断や,インドシアニングリーンによる術中脳血管撮影に代表されるように,光感受性物質を用いた蛍光診断が,脳神経外科領域において急速に普及している.このような光感受性物質は,蛍光を発するのみならず,光照射により活性酸素も発生することが知られており,光線力学療法として利用されている.本稿では,光感受性物質を用いた光線力学診断(蛍光診断)および光線力学療法の基礎から最近の動向についての概略を紹介する.
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