CONTROL OF THERMAL CRACKING BY PIPE-COOLING SYSTEM IN CONCRETE STRUCTURES

2000 
パイプクーリングは, 温度応力による温度ひび割れ抑制対策として有効な手段である. 本研究では, 橋梁橋脚部を対象にクーリングパイプを立体的に配置し, パイプクーリングによる効果的な熱除去を実施した. 適用に際しパイプ内の流速をもつ水の熱移流を考慮した3次元有限要素法を適用し, 事前に最適な配置を選定するとともに, パイプクーリングを実施した部材について温度計測を行い, パイプクーリングによる温度ひび割れ抑制効果の評価を行った. その結果, 事前に理論解析によって選定したパイプの立体配置が, 温度ひび害れ抑制に効果があったことを確認するとともに, 適用した解析手法がパイプクーリングによる熱除去効果評価法として適していることが明らかとなった.
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