Development of a Novel in vitro SPF Measurement Method incorporating the UVA Photoaugmentative Effect

1996 
SPF値と相関の高いin vitro SPF測定法を確立するためには, 紫外線の紅斑反応に関する全ての生物的な現象や影響を把握する必要がある。我々はUVBの生物作用にUVAが相乗的な作用をするという問題に着目した。FDAのOTCモノグラフ (1978) のガイドラインによって評価されたSPF値とサンスクイーン剤の透過UV値を用いたスペクトロラジオメトリックな手法によって, UVAのプロモーターとしての働きについて検証を行った。サンスクリーン剤の透過UVスペクトルに紅斑作用波長の相対的な影響を乗じた値を透過UVA値と共に解析した結果, 紅斑反応に関するUVAの光増強作用が検証された。また, この作用がUVAとUVBの相乗作用という点でUVA/UVBの比率の影響を受けることも同時に確認された。これらの解析によって得られた演算プログラムをあらゆる剤型のサンスクリーン剤に適用したところ, in vivoとin vitro SPF値の間に非常に高い相関がみられた。さらに, 紅斑反応に関する相反則が成立する領域と成立しない領域の存在が認められた。この相反則が成立しない領域では別の生物的な影響の存在が示唆された。現在まで解明されていないこれらの生物的な影響を考慮したSPF演算プログラムによって, SPF値を従来になく高い精度で, かつ高SPF領域まで予測することが可能となった。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    22
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []