Experimental studies on tumor immunity in peritoneal metastasis model of hepatocellular cartinomas.

1994 
FAA-HTCl 1×107個をコントロールラットの腹腔内に移植すると,2週目頃より癌結節が腹腔内に多数出現し,約6週で死亡したが,感作ラットでは腫瘍は完全に拒絶された.移植後peritoneal exudate cells (PEC)をflow cytometryで解析した.2日目に感作ラットとコントロールラットにおいてMacrophage (Mφ)の増加をみた.また,4日目には感作ラットでCD8陽性細胞の割合が増加していた.NK細胞,CD4陽性細胞およびB細胞に変化はなかった.また,PECキラー活性を4日目でみると感作ラットではコントロールラットに比し有意に高く,CD8陽性細胞除去により有意に低下したが,CD4陽性細胞またはMφ除去では影響されなかった.さらに,感作ラットPECはsyngeneicなT-9やallogeneicな肝癌細胞に対してはギラー活性を示さず,FAA-HTClに特異的であった.以上より肝癌の腹腔内転移に対する免疫学的治療では,腫瘍特異的なcytotoxic T cellの誘導が重要である.
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