Res-O-Mat T3およびRes-O-Mat T4キットによるFree Thyroxine Indexの検討
1973
甲状腺機能亢進症96例, 甲状腺機能正常者195例および甲状腺機能低下症32例に, Res-O-MatT3およびRes-O-Mat T4テストを行なった。T3テストでは機能亢進症の8.5%, 機能低下症の41%が正常値を示し, T4テストでは機能亢進症の4.0%, 機能低下症の13%が正常値を示した。FT4-Indexの正常値は14.1~3.9であった。機能亢進症は全例14.1以上の値を示し, 機能低下症の88%は3.9以下の値を示した。TBGが著明に変化すると思われる症例が含まれていなかったので, FT4-Indexはとくに有効な指標となることは示し得なかったが, T3テストおよびT4テストのそれぞれ単独の場合に比較して, 最もよく甲状腺機能を示し得た。
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