Japanese Dependency Parsing Using a Tournament Model
2008
日本語係り受け解析においては, 工藤らの相対的な係りやすさを考慮した日本語係り受け解析モデルが, 決定的解析アルゴリズムや文脈自由文法のパージングアルゴリズムに基づく手法を上回る精度を示している.決定的解析手法では係り先候補文節を同時に一つしか考慮しないが, 工藤らの相対モデルではすべての係り先候補文節間の選択選好の強さをlog-linearモデルで推定している.これに対し本稿では, 同時に対象とする係り先候補文節を二候補に限定し, 選択選好を二つの候補同士の対戦からなるトーナメントで直接表現したモデルを提案する.京大コーパスVbrsion4.0を使用した実験において, 提案手法は従来手法を上回る精度を示した.
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