根治的化学放射線療法で完全寛解した6 年後に頸部リンパ節再発した食道癌の1 例

2018 
cStageⅡ,Ⅲ食道癌に対する治療は,JCOG9906の結果を受けて術前化学療法+手術が推奨される。一方で,根治的化学放射線療法(definitive chemoradiotherapy: dCRT)も根治可能な治療法である。胸部中部食道癌(扁平上皮癌,Mt,cT2(MP)N2M0,cStage Ⅲ)に対し,dCRT にて完全寛解を得られたが,6 年後に頸部リンパ節再発を認めた症例を経験した。原発巣や他臓器に再発・転移を認めなかったため,サルベージ手術として両側頸部リンパ節郭清術を施行した。病理で頸部リンパ節転移を認めた。術後は補助化学療法を施行せず,無再発を維持している。
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