A clinico-pathological study on the fibrosis of the primary biliary cirrhosis.

2001 
原発性胆汁性肝硬変における線維化の程度をより客観的に評価するために, 画像解析装置を用いて肝組織内膠原線維を定量化し, 各種肝機能検査, 病期の進展, 肝表面および肝組織所見との関連について検討した.Ludwig 分類における肝線維化率は stage の進展に従い増加し, 各病期間に有意差を認めた. 一方, Scheuer 分類では病早期の肝線維化率に有意差はなかった. 検査データでは, GPT, T-bil, IV型コラーゲン7Sドメイン, ICG R 15においていずれも有意な正の相関を, albumin, CHEase, platelets では有意な負の相関を認めた. 赤色紋理や piecemeal necrosis を有する例の肝線維化率は, 有意に高率であった. 経過観察例では, 病期の進展に伴い, 肝線維量は増加していた.原発性胆汁性肝硬変の肝線維化率は, 臨床検査値と良好な対応を示しており, その進展を評価するには, 線維化の程度を把握することも重要であると考えられた.
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