A Case of Eosinophilic Gastroenteritis of Predominant Transmural Type

2003 
好酸球性胃腸炎は病型により症状が異なり, 内科的治療が主体であるが, 外科的治療を余儀なくされる場合もある. 今回, 回腸部分切除術を施行した1例を本邦報告例の検討を含め報告する. 症例は47歳の男性. 既往歴, アレルギー歴に特記事項無し. 現病歴は2002年4月9日, 腹痛で来院し, 腹部単純X線検査でイレウスを認め入院した. 腹部は膨満し, やや硬く, 下腹部に圧痛, 反跳痛, 筋性防御を認めた. 血液検査で好中球優位の白血球増多を認めたが, 好酸球は正常であった. LDHとCRPの上昇も認めた. 腹部CT検査で小腸の絞扼性イレウスと診断し緊急手術を施行した. 回盲弁より160cm口側回腸に白色調の肥厚狭窄を認め, 虚血性腸炎と判断し回腸部分切除術を施行した. 病理組織で好酸球性回腸炎と診断され, いわゆる全層優位型であった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []