Study on the Cleaning Effect of a Interdental Brush with Newly Developed Cobalt Wire.

1996 
現在広く用いられているステンレススチールワイヤー製歯間ブラシとワイヤーの強度を増した改良型歯間ブラシがプラーク除去に及ぼす影響について, 比較検討を行った。使用した歯間ブラシは, Feが主成分のステンレススチールワイヤー製歯間ブラシ (以下, 従来型歯間ブラシ) とCoを主成分にしてワイヤーの強度を増した改良型歯間ブラシで, それぞれ0.25mm, 0.30rnmのワイヤー径のものを設定し, 計4種類を使用した。実験は, 小型歪み計をとりつけた歯間ブラシ圧測定装置を用いて行い, 人工プラークを塗布した顎模型用人工歯近心隣接面を規定の歯間ブラシ圧をかけ, 各種歯間ブラシで刷掃した。刷掃後, 各被験歯面を規格写真撮影してスキャナー装置によりコンピュータに取り込み, 人工プラークの除去面積を画像処理解析し比較検討した。結果は, ワイヤー0.25mm, 0.30mmとも全ての歯間ブラシ圧で改良型歯間ブラシの方が除去率が高く, 統計的有意差が認められた。また, 改良型歯間ブラシは0.25mm, 0.30mmともに従来型歯間ブラシに比べ, 歯間ブラシ圧の変化にあまり関係なく一定の除去率を示した。改良型歯間ブラシは従来型歯間ブラシに比べ, プラーク除去が歯間ブラシ圧の影響を受けにくく, 個人差による影響を少なくできることが考えられる。以上のことから改良型歯間ブラシは歯間隣接面のプラーク除去に対して有効であることが示唆された。
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