Influence of Dietary Knowledge, Attitude and Behavior on the Use of Nutrition Labeling among High School Students

1999 
本研究の目的は, 栄養成分表示を用いた栄養教育の可能性を見つけるために, ヘルス・ビリーフ・モデルを基に, 高校生の栄養成分表示の利用と食知識・食態度・食行動との関係を明らかにすることである。ヘルス・ビリーフ・モデルと食行動モデルを基に調査の枠組みを作成し, 1996年9月に愛知県名古屋市において高校生335人を対象に調査を行った。高校生の食品購買行動の特徴として, コンビニエンスストアの利用が多いこと, 缶飲料の購買頻度が多いこと等があげられた。栄養成分表示について知っている者は全体の86.8%であり, そのうち, 参考にする者は26.6%であった。栄養成分表示の理解については, 全体の40.2%が全く・あまり分からない, 栄養成分表示に対する関心については, 全体の51.5%があまり・全く関心がない, 栄養成分表示を利用することのめんどうくささについては, 全体の28.6%がとても・かなりめんどうくさい, 栄養成分に気をつけて食事を食べているかについては, 全体の65.4%があまり・全く気をつけていないとしていた。栄養成分表示の利用に, 最も強い正の影響を及ぼしていたのは栄養成分表示に対する関心であり, 負の影響を及ぼしていたのはめんどうくささであった。栄養成分表示を参考にする群は, 他群に比べて, 関心がない, めんどうくさいとする者が有意に少なかった。栄養成分表示の利用に影響を及ぼす食知識・食態度・食行動について, ヘルス・ビリーフ・モデルの仮説をほぼ支持する結果が得られた。
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