PRIMARY MALIGNANT LYMPHOMA OF THE CECUM WITH PERFORATION

2001 
大腸原発悪性リンパ腫は消化管原発悪性リンパ腫の約10%であり,なかでも穿孔例は稀である.われわれは盲腸悪性リンパ腫の穿孔例を経験した.症例は69歳男性.下腹部痛にて発症.腹部X線検査では遊離ガス像は認めなかったが注腸X線検査にて盲腸に全周性の狭窄および腸管外への造影剤の漏出を認めた.下部消化管内視鏡検査にて盲腸部に3型の腫瘍を認め,組織生検にて悪性リンパ腫であった.穿孔を伴った盲腸原発悪性リンパ腫の診断にて結腸右半切除術を施行した,腫瘍は直径約15cmであり中央に巨大な潰瘍を伴う比較的軟らかい3型様腫瘍であった.病理組織学的検査では悪性リンパ腫, diffuse, medium, B cell typeであった.術後化学療法は施行しなかったが経過観察する上で再発の指標としてInterleukin-2 receptorが有用であった.
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