Central nervous system involvement and elevated levels of cerebro-spinal fluid interferon-α and interleukin-6 in patient with systemic lupus erythematosus

1993 
精神症状発現時に髄液中のIFNαとIL-6が高値を示し,抗UlRNP抗体と抗Sm抗体が経過中に出現したSLEの1例を報告する.症例は19歳女性,平成2年3月,顔面に紅斑が出現した. 9月に抗UlRNP抗体が,また12月に抗Sm抗体が陽性となった. 3年1月抑うつ状態となり2月入院,強直性間代性痙攣,不随意運動が出現したが,パルス療法で改善した. 6月抗Sm抗体は陰性化したが, 8月再び陽性となった. 9月下旬より躁状態著明なたため, 10月再入院となった.パルス療法とサイクロホスファマイド300 mgの静注投与を施行し,精神症状は急速に改善した.入院時に採取した髄液中のIFNαは3461 U/ml, IL-6は680 pg/mlと著明に上昇していたが,第10病日には精神症状が持続していたにもかかわらず,両者はともに検出感度以下と著明に低下していた.本例はCNSループス診断における髄液中IFNαおよびIL-6測定の臨床的意義と自己抗体の出現様式を考えるうえで貴重な症例と考え報告する.
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