Multiple organ tuberculosis disclosed by epididymal lesion
2001
症例は77歳,男性.主訴は左精巣腫大.泌尿器科での左精巣摘出術で精巣上体に乾酪性類上皮肉芽腫を認め,当科に紹介された.胸部X線写真では所見に乏しく,胸部CTにて左S1+2の結節影と両側肺野に気道散布性の小粒状影を認め,尿と喀痰から結核菌が培養同定された.さらに腹部CTでは腎病変や腰椎破壊像,両側腸腰筋膿瘍が明らかとなった.多臓器病変は結核菌の血行性感染と考えられたが,精巣腫大をみるまでは症状に乏しく,慢性全身感染症である結核の診断の難しさを認識させられた.
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