Relationships between serum total cholesterol and bodily constitution and daily nutrients intake in the aged

1988 
本研究は, 昭和54年~56年に名古屋市近郊の2地区に居住する65歳以上の老年者のうち, 自覚症状, 日常生活習慣の聞き取りを含む医学的な集団検診と栄養摂取量調査を同時に受診した男女283名について, 血清総コレステロール (TC) に対する体格と食事内容の関連の程度の強さを比較・・検討した.1. TCの平均値は男193.0mg/dl, 女218.1mg/dlと, 女の平均値は男のそれに比し有意 (p<0.05) に高かった.2. TCは, 男では脂肪摂取量との間に有意な正の相関関係を認めた. 女ではTCは肥満度, 脂肪摂取量との間に有意な正の相関関係を認めた.3. 高TC群と正常群の間で体格, 栄養諸量との平均値を比較した結果, 男では肥満度, 総エネルギー量, 糖質摂取量, 蛋白質摂取量, 脂肪摂取量が正常群に比し, 高TC群で有意に高く, 女では肥満度, 脂質摂取量が正常群に比し, 高TC群で高かった.4. TCに対する肥満度及び栄養諸量の関連の程度を重回帰分析を用いて同時に比較した結果, 年齢の影響を補正した後も, TCに対し男では食事中の脂質摂取量と, 女では肥満度と有意な関連を示した.
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