Therapeutic Efficacy of TP-101 in a Guinea Pig Model of Dermatophytosis

1996 
製剤的工夫を施した1%硝酸ミコナゾール(MCZ)配合抗真菌外用剤TP-101の有用性を評価するため,そのラット角層内へのMCZ移行量及びTrichophyton mentagrophytesによるモルモットの実験的白癬に対する治療効果を対照薬剤に1%MCZ単味剤(単味剤)を用いて比較検討した.薬剤外用後の角層内MCZ量を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法を用いて経時的に測定した結果,いずれの測定時間においてもTP-101は単味剤よりMCZ量が有意に高く,試験開始24時間後では2.4倍の値を示した(P<0.01).モルモット白癬治療試験においてはTP-101の治療効果は肉眼的所見においても菌学的所見においても単味剤より優れていた.TP-101はMCZの角層移行性が高く,白癬モデルにおいて優れた治療効果を発揮したことから,既存の抗真菌剤も基剤を改良することにより,角層への移行量が増加し,治療効果を増す可能性が示唆された.
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