Three Patients with Forestier's Disease and Deglutition Disorder
2003
Forestier病は,主として頸椎前方の骨性増殖が顕著となり,隣接椎体間の癒合に至る疾患で,下咽頭から食道入口部までの後壁粘膜の物理的狭窄によって症状が発現する。基本的に,本疾患では嚥下障害に関しては機能的異常は考えられず,食餌内容や方法を吟味すれば,すべてが手術適応とはならない。症例1では固形物の嚥下困難が強いこと,年齢が若く手術のリスクに耐えうること,この先の罹病期間が長期になることから手術適応を考えた。症例2および3は高齢者であり,頸椎の手術のリスクと照らし合わせ手術適応を検討し,経過観察とした。
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