Primary health care in a rural district, Akita prefecture.

1987 
秋田県の農山村・山村においては, 過疎化, 高令化が進み, 加えて出稼ぎ, 自然環境の諸条件によって, 地域保健医療サービスは積極的に実施せざるを得ない情況にある。この調査では, 山村として平鹿郡山内村, 平地農村として平鹿郡大雄村の2地区において, 保健医療活動の面から比較検討した。年令構成では, 65才以上の比率は, 山内村では15.4%, 大雄村では14.4%で, 秋田県の平均12.5%(全国10.2%) よりも, いずれも高い。死因については両村とも心疾患が第1位を占めた。脳血管疾患による死亡は山内村で164.9 (人口10万対), 大雄村で121.8, 秋田県で169.2 (全国117.2) であるから, かつて多発地帯といわれた両村でも変化があらわれている。自殺例も第5位にみられた。保健活動に対する自治体の支出には若干の差があった。各種検診受診率は比較的高い率を占めた。
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