Ovarian Morphological Structures and Plasma Steroid Hormone Profile in Cows Treated with Prostaglandin F2α after Embryo Collection

1999 
過剰排卵処置をした5頭の牛において,胚回収後にプロスタグランジンF2α(PG)50mgを投与し,PG投与後の卵巣形態の変化を超音波断層装置を用いて経時的に観察した.あわせて血漿中性ホルモン濃度の変化も検討した.胚回収時の卵巣には,複数の黄体や卵胞の他に,嚢腫様黄体や大型卵胞が全頭に認められた.PG投与後,3頭では発情徴候が120時間,132時間および144時間後にみられたが,2頭では発情徴候はみられなかった.発情のみられた3頭では,PG投与後,黄体直径は直線的に減少し,血漿中P4濃度は84時間までに1ng/ml以下に低下した.発情がみられなかった2頭では,黄体直径の減少や血漿中P4濃度の低下が遅延した.胚回収後の供胚牛の発情回帰には,黄体機能の速やかな退行が重要な要因と考えられた.
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