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A case of desmoplastic melanoma

2007 
78歳女。初診の約1年前, 上背正中部に母指頭大の紅色結節があるのに気付いた。徐々に増大してきたため近医を経て当科を受診した。当科初診時, 同部に38.6×29.6mm大の辺縁やや不整で左右非対称性, 弾性硬淡紅色~淡紅褐色で軽度隆起する結節を認めた。被覆皮膚とは癒着し, 下床とは可動性のある皮内から皮下にかけての結節で, 表面は多少凹凸不整であった。組織学的には真皮浅層から皮下脂肪織にかけて, 類上皮細胞様~紡錘形状の多形性を示す腫瘍細胞が微細な膠原線維の増生を伴って疎に増殖していた。病変内には巣状のリンパ球浸潤が認められた。免疫染色にて腫瘍細胞はS-100とビメンチンが陽性で, CD34, α-SMA, デスミン, neurofilament, CK22, MART-1, HMB45は陰性であった。電顕的に腫瘍細胞内にメラノソームは検出できなかった。以上より, desmoplastic melanomaと診断し, 経過観察中である。
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