An Empirical Study on the Sports Lifestyle of the Masters Swimmers

1993 
本研究は、マスターズスイマーのスポーツ的ライフスタイルの因子構造の分析と因子によるグループ分類を行い、それへの過去のスポーツ経験の影響を明らかにすることを目的としている。スポーツ的ライフスタイル (以下SLSと略す) の測定には、AIOアプローチによって、過去の研究で開発されてきた25のライフスタイル項目が用いられた。本研究の分析対象は、1991年9月23日に三重県津市で開催された第11回東海マスターズ・スイミング・フェスティバル参加者に対し質問紙法によって配付・回収された193人のデータである。SLS構造の分析には、測定されたSLS項目を主因子法による因子分析が用いられ、さらに、抽出された因子によるケースの分類には、ウォード法による階層的クラスター分析法が用いられた。主な結果は、次のようである。1. マスターズスイマーのSLS因子として、1) スポーツ効果、2) 地域志向、3) 流行・オピニオンリーダー、4) ウエルネス習慣、5) 競技志向、6) コミュニケーション、7) 経済的消費行動、8) レジャー探索に関する8因子を抽出し命名した。2. さらにSLS因子によるクラスター分析結果から、全体は1) 競技志向、2)ウエルネス・レジャー生活志向、3) コミュニケーション志向、4) 地域スポーツ・リーダーシップ志向の4グループに分類された。3. グルーピングされた4グループは、過去のスポーツ経験に影響を受けているものの、競技志向グループについては、過去のスポーツ経験のない初心者においても多くみられた。
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