Two autopsy cases of hepatocellular carcinoma with hypoglycemic attack

1976 
我々は低血糖症を伴った肝癌の2剖検例を経験し,1例は46歳,男性,結節性腫瘤で低分化型肝癌で長与乙型肝硬変を伴い,4,700gのびまん型肝腫瘍であった.他の1例は58歳,女性,右葉を占める塊状型腫瘤で,低分化型肝癌で長与乙型肝硬変を伴い,2,500gの肝腫瘍であった.AFP, HBs-抗原は両例共陽性であった.両例について,文献的考察と組織化学的手技を使用して肝癌細胞及びラ氏島の変化を吟味し,肝癌における低血糖症発症機序について考察した.
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