Pleomorphic adenoma of the nasal septum —a case report—

2008 
多形腺腫は大唾液腺に好発するが,鼻腔原発例は比較的稀である。今回われわれは鼻中隔より発生した多形腺腫症例を経験した。症例は66歳女性。鼻閉を主訴とし,近医耳鼻咽喉科を受診。鼻腔腫瘍の診断で当科へ紹介された。局所麻酔下に生検術を行い,迅速病理組織では紡錘細胞癌の診断であった。腫瘍は鼻中隔から発生しており,後日内視鏡下での摘出術を行った。摘出術では紡錘細胞癌を念頭におき,十分な安全域を設けた。永久病理組織は多形腺腫であった。本症例は腫瘍基部が鼻中隔に限局していること,腫瘍の周囲への浸潤がないこと,内視鏡下での観察が可能であったことから鼻内手術が選択された。
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