A CASE OF PERFORATION OF THE APPENDIX BY A FISH BONE

2010 
症例は81歳,女性.1週間程度前より右下腹部痛を認めていた.症状改善しないため,近医受診.腹部CTで腫大した虫垂と回盲部周囲膿瘍を認め,急性虫垂炎,回盲部膿瘍の診断で当院紹介となった.右下腹部に腹膜刺激症状,血液検査では高度炎症所見を認め,虫垂穿孔性腹膜炎,盲腸周囲膿瘍の診断で緊急手術を施行した.虫垂は一部壊死しており,穿孔を認めた.穿孔部周囲に膿瘍を伴い,膿瘍内に魚骨を認め,魚骨による虫垂穿孔性腹膜炎と診断した.術後,腹部CTを再検討すると,膿瘍内と思われる部位に線状構造物を認め,腹部CTで魚骨を指摘することが可能であった.魚骨による虫垂穿孔は,非常にまれであり,術前に診断することは非常に困難であるが,注意深い術前評価が必要であると思われた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    4
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []