A CASE REPORT OF TRANS-ABDOMINAL REPAIR WITH A PEDICLED OMENTAL COVERING AND EXTERNAL DRAINAGE USING A T-TUBE FOR SPONTANEOUS ESOPHAGEAL RUPTURE

2007 
特発性食道破裂は開胸による修復術が行われることが多いが, 開腹的アプローチにてTチューブ留置, 有茎大網弁被覆術が有用であった症例を経験した. 症例は44歳, 男性. 飲酒後に嘔吐し, 胸背部痛, 吐血を主訴に近医を受診し, 精査加療目的にて, 当院に搬送となる. 胸部CT, 食道造影にて食道下部の特発性食道破裂と診断し緊急手術を行った. 手術は上腹部正中切開にて食道下部周囲の壊死を伴う破裂孔を確認し, Tチューブ留置, 有茎大網弁被覆術を行った. 術後経過は良好で, 第23病日にTチューブを抜去し, 第39病日に退院となった. 経腹的Tチューブ留置, 有茎大網弁被覆術は侵襲度が低く, 手技的にも比較的容易であり特発性食道破裂に対し, 有用であると思われた.
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