6.噴門側胃切除後再建法―食道残胃吻合の手技と成績

2020 
観音開き法再建は,1998 年に上川らにより報告された逆流防止機構を付加した食道残胃吻合である.漿膜筋層フラップ下に埋没した食道が胃内圧の上昇に伴い押しつぶされることで,逆流防止弁としての機能を発揮することを特徴としている.多施設共同後ろ向き臨床試験において,逆流性食道炎発生予防の観点から良好な成績が報告されており,また縫合不全の発生頻度も非常に低率であることから,食道胃接合部癌などの縦隔内再建を要する症例に対しても非常に有用な再建法と考えられる.
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