Spinal fixation for lumbar spondylolysis using pedicle screw and hook

2008 
腰椎分離症に対してpedicle screwとhookによる固定術の5例の治療経験をした.男2例女3例,平均年齢は23歳である.診断はL5分離症が2例,L5分離すべり症が1例,L4,5分離症が2例であった.評価方法は術前後のJOA score,腰痛score,平林の改善率,骨癒合率,就労やスポーツ復帰などのADLを評価した.結果としてJOA scoreは平均17.6点から26.4点へ,腰痛scoreは平均1点から2.4点へ改善した.平林の改善率は平均78.7%であった.骨癒合に関しては両側片側ともあわせると7高位中7高位100%と全例で骨癒合を認めた.術後のADL評価では5例中4例で少なくとも術前のスポーツや仕事に復帰した.術後,右腎部痛が出現した28歳L5分離症では,右L5/S1の椎間関節の開大を認めた.固定下位の椎間関節の不適合であり,今後注意を要する障害である.この症例を経験して以来Hookにcompressionをかける際,鉗子で棘突起を引き下げるように工夫している.
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