Developmental Process of Disease Management Program of Type 2 Diabetes with a View to Acquiring Self-Management Skills: Effects of the Trial Implementation
2008
【目的】疾病管理手法に則り,2型糖尿病患者のセルフマネジメントスキルの獲得を目的とした6カ月間教育プログラムを作成し,効果と運用性を検討した.【方法】2施設に通院する36名を対象に,無作為化対照試験を行った.介入群には開発した構造化プログラムを適用し,対照群は従来どおりとした.看護師と管理栄養士がプログラムに基づき,月1回30分の面接と電話モニタリングを行った.【結果】時間的理由で4名が中断したが,32名は最後まで継続した(完了率:81.0%).自己効力感が介入群において上昇し,食事や運動の目標達成度も有意に上昇したが,生理学的データの改善はなかった.最終アウトカムであるHbA1c,QOL得点は改善したが両群に有意差は得られなかった.プログラムの評価はおおむね良好であった.【考察】対象の選定,目標設定と指導,実施期間,対照群からのデータ収集方法について改善すべき点が考察された.有効な運用にあたっては,電子媒体等の活用と病診連携の重要性が示唆された.
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