Changes in HBV DNA determined by ultra-sensitive quantitative method in chronic hepatitis B patients treated with long-term lamivudine

2005 
長期にラミブジン (LAM) 投与がなされたB型慢性肝炎症例を対象として, LAM耐性株の出現に伴う肝炎再燃の予測および投与中止時期決定のため, B型肝炎ウイルス (HBV) DNAの推移を高感度定量法を用いて検討した. HBV DNA陽性のB型慢性活動性肝炎で, 24カ月以上LAM投与が継続された8症例 (35~59歳, 男性が7例, F3が4例, HBe抗原陽性が3例, ゲノタイプは全例C型, コアプロモーターは全例変異型) を対象とした. HBV DNA定量法としてTMA-HPA法, アンプリコアHBVモニター法に加え, 超高感度検出系のHBV RTD-PCR direct (DIRECT) 法を導入した. 検討の結果, 4例において長期経過後にDNA量の再上昇およびYMDD変異株の出現が認められたが, 4例ともLAM投与経過中にDNA量の軽度上昇がみられていた. 1例においては経過中のDNA量の上昇をDIRECT法においてのみ捉えられており, LAM投与症例においてHBV DNAの推移を観察していく上でDIRECT法の有用性が示唆された.
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