Anesthesia Management for Endotracheal Surgery in Saga University Hospital

2010 
当院で行われた気管内手術33例の麻酔管理の検討を行った. 全身麻酔で行い, 呼吸管理はLMA Fastrach™による気道確保と自発呼吸の温存を第一選択とした. 麻酔薬は静脈麻酔薬を使用し, 適宜吸入麻酔薬を併用した. 全例, 気管内チューブ, ミニトラック II ™, HFJV対応人工呼吸器を準備し, PCPSをすぐに使用できるようにして手術を行った. 硬性鏡挿入時は胸郭の動きなどで自発呼吸を注意深く観察し, 焼灼操作時には引火による気道熱傷を防止するために吸入酸素濃度を40%程度まで下げた. SpO2が低下する場合には, 手技を中断して換気を行った. 32例では特に問題なく終了したが, 1例で空気塞栓を合併した.
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