A case of type V lupus nephritis effectivly treated with cyclophosphamide pulse therapy.

1995 
間欠的cyclophosphamide大量静注療法が症状のコントロールに有用であったループス腎炎の1例を報告する。 5歳時にネフローゼ症候群 (以下ネ症) で発症した膜性ループス腎炎 (WHO分類のV型) で,初期には経口ステロイド剤 (以下ス剤) を中心に治療していた。怠薬を契機に再燃をみて,ス剤に対する反応が不良となり,副作用も顕著になってきたため,間欠的cyclophosphamide大量静注療法を試みた。その後ネ症は寛解し,ス剤の減量が可能となった。制吐剤を併用し,感染症併発時に休薬したが,脱毛以外は問題となるような副作用もみなかった。 本例はV型ループス腎炎であったが,間欠的cyclophosphamide大量静注療法は,ネ症の寛解導入,維持に有効で,ス剤の副作用の軽減が可能であった。
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