Two Cases of Segmental Aganglionosis of Colon by a Degenerative Disorder of Myenteric Plexus

1997 
症例1は63歳男性.6年前に多発性骨髄腫で2年間化学療法治療を受けた.同疾患の再発は認めず6年経過している.最近腹部膨満著明で高度の便秘を主訴として来院した.注腸造影で下降結腸の狭小化,内視鏡での拡張不全を認めるが粘膜面は異常所見を認めなかった.メコリール試験は陽性であった.症例2は56歳,女性.17年前に限局性巨大結腸症で脾屈曲部の大腸の拡張部位の切除を受けたが症状の改善を認めなかった.高度の便秘で来院した.注腸造影で異常な拡張から狭小への移行,内視鏡検査で拡張不全と粘膜面の正常所見,メコリール試験陽性,前回手術標本の再検討で狭小部のaganglionosisが証明された.症例1および2は狭窄部を含めて結腸切除が施行された.組織学的検索でlocalized segmental aganglionosisと診断された.術後の経過は4年および2.5年を経過しているが順調である.
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