CASE REPORT OF A PAPILLARY THYROID CARCINOMA ARISING FROM A THYROGLOSSAL DUCT CYST

2004 
症例は20歳男性.前頸部腫瘤を主訴に来院した.下顎正中に3 cm大の弾性硬の腫瘤を触知した.頸部エコー上前頸部に一部石灰化を伴う嚢胞状の腫瘤を認めた.また頸部CTにて円形の石灰化を伴う腫瘤を認めた.また異所性甲状腺,甲状腺悪性腫瘍診断目的にて施行した99mTc-O4-, 201Tl-Clシンチともに異常集積を認めなかった.以上より充実性腫瘤を伴う甲状舌管嚢胞の診断でSistrunk法により甲状舌管嚢胞摘出術を施行した.病理所見上甲状舌管嚢胞壁に甲状腺乳頭癌を認めた.癌の壁外への浸潤は認めなかった.甲状舌管嚢胞は前頸部腫瘤として臨床的に散見される良性疾患である.今回われわれは甲状舌管嚢胞に甲状腺乳頭癌を合併した1例を経験したので報告する.
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