Subcutaneous Granuloma Annulare Revealing Multiple Nodules on the Dorsal Aspect of the Right Foot

2005 
26歳の女性。約1年前より右足背に腫瘤が出現し,徐々に増数してきたため当科を受診した。右足背に小児手拳大の淡紅色斑を認め,その局面内に米粒大から大豆大までの弾性硬の皮下腫瘤を計8個触知した。被覆表皮との癒着はなく下床と癒着していた。多発性毛包嚢腫,静脈石を考え生検を施行したところ,真皮下層から皮下組織にかけて線維化が著明で,線維芽細胞と毛細血管の増生および軽度のリンパ球浸潤を伴っていた。当初診断に苦慮し,足背に生じたfibromatosisを考え,残存腫瘤に対し,さらに2回の摘出術を施行した。病理組織学的に,真皮下層から皮下織にかけてムチン沈着を伴う膠原線維の変性がみられ,その周囲に組織球・リンパ球の浸潤をみる肉芽腫性病変を認め,線維芽細胞および毛細血管の増生を伴っていた。組織学的に皮下型環状肉芽腫,リウマチ結節を考えたが,リウマチ性疾患を疑わせる臨床症状がないため皮下型環状肉芽腫と考えた。
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