盲導犬(訓練犬)の口腔内細胞像について

2009 
1.5~2歳齢の盲導犬訓練中のラブラドール・レトリバー10 頭(雄6頭,雌4頭)の口腔内細胞像について、舌、頬、歯肉、硬口蓋の4 部位をサイトブラシを用いて擦過し、Papanicolaou 染色を施して検討を行った。その結果、舌、歯肉、硬口蓋の粘膜では角化扁平上皮細胞が多く観察され、また、頬粘膜では非角化扁平上皮細胞が多く認められた。その他の所見としては、好中球の出現数は頬粘膜が3 . 0 個ともっとも多く、つぎに歯肉、口蓋の順に多く認められ、舌粘膜が最少で0 . 8 個であった。細菌のコロニー(集塊)も種々な割合で観察され、頬粘膜が最多で13 個となっており、舌粘膜が4 . 0 個ともっとも少なかった。一方、カンジダはまったく観察されなかった。
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