A CASE OF SIGMOID COLON TUBULOVILLOUS ADENOMA DETECTED BY PET CONCOMITANT WITH PET NEGATIVE ADVANCED ASCENDING COLON CANCER
2007
症例は82歳, 女性. 咳嗽を主訴に近医受診, 胸部異常陰影を指摘され, 当科紹介となった. 胸部CT検査で左上葉の無気肺と左主気管支の閉塞を認め, 血液検査ではPro GRPの上昇を認めた. 気管支鏡を含む精密検査を行ったが, 確定診断を得ることができず, 肺癌を疑いPositron Emission Tomography (以下, PET) を施行した. PETでは左上葉とS状結腸に集積を認めた. 左上葉の病変は再検査での気管支洗浄液より結核菌が検出され, 気管支結核と診断した. 大腸内視鏡検査ではPET集積部に一致したS状結腸に4cm大のIp型の腫瘍を認め, PETで集積がなかった上行結腸に2型の腫瘍を認めた. S状結腸腫瘍に対しては内視鏡的粘膜切除術, 上行結腸腫瘍に対しては腹腔鏡補助下結腸右半切除術を施行した. S状結腸腫瘍は管状絨毛腺腫で, 上行結腸腫瘍は高分化腺癌であった. 結腸の同時性重複腫瘍で異なるPET所見を示した症例報告はなく, 若干の文献的考察を加えて報告する.
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