Synthesis of Organic Amine Salts of Phenylphosphonodithioic Acid Esters

殺菌剤または除草剤としての作用性検討を目的として, O-アルキル( またはO-フェニル) フェニルホスホノジチオ酸のモルホリン塩またはトリエチルアミン塩類を合成した。一連のモルホリン塩およびトリエチルアミン塩においてそのリン酸エステル部の炭化水素基の炭素数を変化させ,その相違が殺菌力および除草力に与える影響を検討した。合成法は従来法に従って,フェニルチオノホスフィンスルフィドにアルコール( またはフェノール) を反応させて, O-アルキル( またはO-フェニル) フェニルホスホノジチオ酸にした後,モルホリンまたはトリメチルアミンを反応させた。フェニルチオノホスフィンスルフィドに対するアルコールの反応性に炭素数が増加するに従って低下する傾向があった。収率は31.9～98.8%であった。