抗CTLA–4 抗体薬―イピリムマブ―

2014 
細胞障害性T細胞の活性化を目的として開発された抗CTLA–4 抗体イピリムマブが,悪性黒色腫の治療薬として欧米で承認された.これは,免疫療法における新しい時代の幕開けであり,長年,際立った進歩のなかった悪性黒色腫の治療を大きく変える画期的なことと言える.イピリムマブはさまざまな併用療法の有効性,術後補助療法としての有用性,他疾患での有用性などが検討されており,ますます発展が期待される薬剤である.
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