Metabolic acidosis and PaO2 in the three cyanotic infants
1985
重篤なアシドーシスの際, 吸入酸素濃度は不変かむしろ下げているにもかかわらず, PaO2がPaCO2の変化以上に増加し, あたかも肺での酸素化効率が改善したように思われた3症例を経験した. 混合静脈血酸素分圧の増加, 右→左シャント量低下, V/Q改善などが複雑に作用した結果と考えられた. しかしpH低下の直接作用も否定できないため, 他患者の動脈血へ嫌気的に弱塩酸を添加し, その前後でガス分析を行ったところ, pHの低下とともにPO2の著明な上昇が見られた. 酸素解離曲線の右方移動も, PaO2増加の一因と考えられる.
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