A case report of intraoperative management for hyperfibrinolysis in the patient with intracranial meningioma

1991 
髄膜腫症例の中に腫瘍由来のPlasminogen activator産生が亢進しているものが報告されている.術前検査でFDP値は正常であったが,その他の検査で線溶活性の亢進がみられたことからPlas-minogen activator産生が疑われた症例の腫瘍摘出術の麻酔を経験した.術中は腫瘍摘出操作開始とともにFDP値が次第に上昇し易出血性を認めるようになった.髄膜腫摘出術において予測以上の出血が認められる場合には手術操作開始によって放出反応が亢進するPlasminogen activator産生性髄膜腫を疑い,FDP値などを線溶系の指標として抗プラスミン剤の投与を考慮することが必要と思われた.
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