Amino acid esterification and peptide synthesis by .ALPHA.-chymotrypsin entrapped in poly(vinyl alcohol) films.
1991
高濃度親水性有機溶媒中で, 非固定化及びPVA膜に固定化したα-キモトリプシンを触媒として用い, N-アセチル-L-チロシンのエステル合成, 及びN-アセチル-L-チロシンエチルエステルとグリシンアミドからのジペブチドの合成について研究した. いずれの場合も系中に全く水の無い状態では, 酵素は活性を示さないが, 数%の含水濃度で活性を発現し, 合成速度とエステル及びペプチドの収率は水濃度に強い依存性を示した. エステル合成においては, 酵素をPVA膜中に包括固定化することで, Km値は増加したが二次反応速度に変化はなかった. また固定化により, アセトニトリル中でのペプチド合成に対して長期間安定な活性を示す酵素膜が得られた.
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