辺縁性歯周炎および歯肉炎に対する歯肉マッサージ薬「LPD」の盲検法による臨床評価

1984 
殺菌剤 (クロルヘキシジン) および抗炎症剤 (グリチルレチン酸, カルバゾクロム, 紅花エキス) を有効成分とした歯肉マッサージ薬 (LP) の薬効を調べるため, 3種の生薬成分を配合した市販の同種薬剤 (AS) を基準薬とし, 201症例につき, 二重盲検法により臨床評価した。その結果, 2薬剤とも歯周疾患を改善させた。 (1) 口腔の全体を対象とした疾患の改善について, 口臭は統計的に有意な差でもってASがLPに優っていたが, 出血, 粘稠感, 掻痒感および咬合痛には差がなかった。 (2) Ramfjord の歯周疾患指数を用いた観察部位 (6歯) の改善について, 発赤, 腫脹, 出血, 排膿の治癒および歯垢の沈着抑制はLPがASに優っていたが, 歯の動揺はASが優っていた。さらに歯周ポケットの治療については2薬剤間に差は認められなかった。
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