OUTCOMES OF CAROTID ARTERY RESECTION

2004 
頸動脈を含む周囲軟部組織に浸潤する頭頸部悪性腫瘍に対し, 局所制御の機会を得るため, 頸動脈を含む拡大合併切除が試みられてきた。当科で29年間に実施した血行再建, 非再建例を含む頸動脈切除症例を対象として, 頸動脈切除の合併症および頸動脈切除を含む頭頸部癌摘除術の術後成績について, 回顧的研究を行った。1984年以前は, 頸動脈切除例は全例結紮を行っていた。1996年以降は, 可及的に頸動脈の血行再建を行うこととしている。62例が調査可能であった。頸動脈切除後, 35例が結紮され, 27例が再建された。脳梗塞は13例に発症した。頭頸部扁平上皮癌症例34例を検討した結果, 50%疾患特異的生存期間は12ヶ月であった。5年無病生存率は13%であった。局所再発率は39%であった。手術治療をしない場合の病状の経過とのバランスを十分に考慮して手術適応を決めるべきである。
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