Results of Screening Audiometry in the Employees in the Higher Age Group of Nippon Telephone & Telegram Company

1992 
平成2年4月から12月までに東京地区のNTT社員9,161名に対して選別聴力検査を施行した。 対象は節目健診および多項目健診の該当者の約半数で東京中央健康管理センタで受診したものである。 受診率はほぼ100%であった。 受診者総数に対する選別率は男性が20.1%, 女性は24.2%となった。 周波数別に選別件数をみると, 女性は右1kHzのみ, 左1kHzのみ, 右1kHzと左1kHzの順に多く, それぞれ全選別件数中24%前後と異常に多かった。 男性でも同様に1kHzの件数が多く, 女性と同じ順序となったが, 最高の発現率は5.7%であった。 異常に高い発現率を示したものには, 原因として検査の不慣れ, 検査環境の騒音の関与するものが含まれると考えられた。 労働安全衛生規則の改正に伴う選別聴力検査の実施には早急に改善すべき種々の問題がある。 オージオメータの改良や通過者に対する翌年のアンケートまたは問診形式の考慮などと提案した。
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