A CASE OF GASTRIC GIST WITH MULTIPLE LIVER METASTASES THAT FOLLOWED CHARACTERISTIC CHANGES WITH ADMINISTRATION OF IMATINIB MESILATE (STI571)

2005 
症例は66歳,女性.多発肝転移を伴う胃原発gastrointestinal stromal tumor (GIST) の診断で2003年1月胃部分切除術施行.術後Imatinib Mesilate (STI571) を400mg/日にて投与開始した.投与開始後5週目のCTでは肝転移巣は縮小傾向で全体的に嚢胞状変化を認めた.副作用が強く一旦休薬すると,その後の腹部CTでは肝転移巣に再燃像がみられた.副作用消退後にSTI571再投与したが,再び副作用発現のため休薬.再休薬に併せてCT上では同様の変化を繰り返した.同年5月からは1日投与量を一旦200mgに減量,副作用の発現を観察しながら400mgまで漸増したが,休薬に至るような有害事象の発現はなく,術後2年6カ月経過した現在も健在で肝転移巣も増大傾向を認めていない.本例でみられた経時的変化は,治療効果が認められた症例においても,潜在的な活動性の存在を意味するものであり, STI571の継続投与の必要性を示しているものと考えられた.
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