A Case of Cyclic Neutropenia Treated by Uzu-zai with Mengen, Unexpected Reaction

2010 
周期性好中球減少症に伴う難治性腹痛に対する漢方治療を以前本誌において報告した。本症例は腹痛の軽減のみならず好中球減少の周期も改善し非常に良好な経過であったが,4年7カ月ぶりに入院治療を行った。症例は51歳の男性。周期性好中球減少症と腹痛のために再入院した。大建中湯合附子粳米湯で治療を開始したが無効であった。漢方医学的所見では,著しい寒証に陥っていると診断し烏頭桂枝湯に転方し,大烏頭煎を併用した。烏頭桂枝湯の烏頭は漸増し,大烏頭煎は1日に5回投与した。烏頭剤による治療開始4日目に大烏頭煎の服用後に全身の著明な灼熱感とそれまでの性状とは異なる激しい腹痛を訴えた。しかしその後,食欲が出現し,腹痛も軽減し好中球数も改善した。大烏頭煎による瞑眩と考えた。
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